武藤社会保険労務士事務所（京都市）のブログ

京都市で社会保険労務士をしている情熱系社労士＠武藤です。


中小企業が幹部候補生を中途採用して、失敗に至るパターンは

結構似ています。


まず、幹部候補生が社長の面接で非常に気に入られて鳴り物入りで

入社してくるわけですが、社長はこの幹部候補生を既存の社員の前で

ベタボメします。そしていままでいた社員たちがまるで無能であるかの

ようにけなされます。また初任給も今までの社員との整合性もなく高額の

給与を与えたりします。そうすると既存の社員たちはどう思うでしょうか？

この幹部候補生と一致協力して業務に励もうなんて感じる社員は

なかなかいないはずです。ここでこの幹部候補生が本当に能力のある

社員であれば上手に既存の社員に溶け込むことができますが、面接の

調子がいいだけのタイプだと大変です。さらに俺は社長に気に入られている

なんて勘違いをおこし、ますます社内で孤立、当然期待した結果も出ない。

すると３か月もしないうちに結果の出ない幹部候補生に業を煮やした社長が

突然クビを宣告したりして労働トラブルに発展、なんてことになります。



中途採用の幹部候補生の取扱いには十分注意しましょう。


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