労働条件等に関する調査の実施について
労働基準監督署の調査は定期的に行われる調査と労働者からの申告に基づいて
行われる調査とがあります。
就業規則やタイムカード、賃金台帳などを確認しながら適正に管理がなされている
かを調査します。調査の重点ポイントは時間外労働です。
タイムカードの残業時間を確認してから残業代が2割5分増しの賃金の支払いがあるか、
また法定の週40時間を超えた時間についても同様の措置がなされているかなどを
調査します。
そして労働基準法の違反を確認すると是正勧告を受けることになります。
是正勧告は是正勧告書という書面で行われ、違反事項や、指導事項などの指摘がなされ、
これを期日を定めて是正し、報告することを求められます。事業主に同行して調査に立会い、
是正報告書の作成指導をすることも社会保険労務士の仕事です。
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