武藤社会保険労務士事務所（京都市）のブログ

京都市で社会保険労務士をしている武藤です。


京都のおとなりの大阪ですが、平成２１年度の個別労働紛争

解決援助制度運用状況を公開しております。


大阪労働局


ここのページの公開内容が注目をされていますがなぜかというと

相談事例の内容がかなり詳細に記述されているからです。

退職勧奨に関する助言・指導の例では

『３か月の試用期間として雇用されたが、１ヶ月ほどして「酒が
飲めないのであれば営業は無理だ」と言われ、申出人は、酒を
飲んで仕事を続けることを表明したが酒席で１杯しか飲めず、
「他の会社でやったらどうか」と退職勧奨を受け辞めざるを得なくなった』


いじめ嫌がらせにより退職に追い込まれた事例では

『営業で支部長から「売り上げが上がらなければ、架空契約でも
何でも取って来い」と嫌がらせを受け、やむなく退職せざる得なくなった。 』

『退職勧奨を受けたが、拒否して出勤したところ、小さな部屋に入れられ、
イスに座ってトイレと食事以外は動くなと言われ、退勤を余儀なくされ、
離職せざる得なくなった。』


単なる件数や割合以上にインパクトがありますね。